立米計算




計算式: 長さ(m) × 幅(m) × 高さ(m) = 立米

注意: 実際の工事では材料の損失率(5-10%)を考慮してください

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田中

田中建設エンジニア

建設工学修士 | 一級建築士 | 15年の現場経験

専門分野:建設材料計算、構造設計、工事現場管理
経歴:東京工業大学建設工学科卒業後、大手建設会社で15年間現場監督として従事。コンクリート、砕石、土工事の材料計算において豊富な実務経験を持つ。現在は建設技術コンサルタントとして活動中。
資格:一級建築士、技術士(建設部門)、コンクリート診断士

最終更新日:2025年7月30日

監修:田中建設エンジニア(一級建築士・技術士)

立米の定義と計算方法

立米(リューベ)とは、体積の単位の一つで、1メートル×1メートル×1メートルの空間を指します。つまり、立方メートル(m3)と同じです。

※出典:国際単位系(SI)における体積の基本単位として定義されています。

立米の計算式は以下の通りです:

体積(立米) = 長さ(m) × 幅(m) × 高さ(m)

立米単位の換算

立米は他の単位に換算することも可能です。以下に一部を示します:

単位 換算
立方センチメートル 1立米 = 1,000,000立方センチメートル
リットル 1立米 = 1,000リットル

立米の換算は、材料の量を計算する際に非常に便利です。例えば、コンクリートや砕石の量を計算するときなどに使われます。

しかし、立米の計算は一見簡単そうに見えますが、正確な計算をするためには、長さ、幅、高さの各寸法を正確に測定する必要があります。また、特に不規則な形状の物体の体積を計算する際には、慎重さが求められます。

このように、立米は非常に便利な単位ですが、その使用には注意が必要です。

材料別立米計算

コンクリートの立米計算

コンクリートの体積を計算する際は、工事現場の必要量を正確に把握することが重要です。計算式は、長さ(m) × 幅(m) × 高さ(m)です。

実務上の注意点:

※参考:日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」

砕石の体積を立米で算出

砕石の場合、体積を計算することで、必要な材料の量を把握できます。砕石は不規則な形状をしているため、実際の体積よりも少し多めに計算することが一般的です。

土や残土の立米計算

土や残土の量を計算することは、工事や造園において非常に重要です。この計算も基本的には長さ × 幅 × 高さの式を使用しますが、土の種類によっては体積が変動することがあるため、余裕を持った計算が推奨されます。

各材料の計算には共通の式が使われますが、材料の性質によって計算方法に微妙な違いがあります。以下の表では、これら三つの材料の計算方法の違いを簡単に比較しています。

材料 計算上の注意点
コンクリート 乾燥時と湿潤時の体積変動を考慮
砕石 不規則な形状を考慮して余裕を持たせる
土や残土 土の種類による体積変動を考慮

重要な注意点:実際の工事では、材料の損失率(通常5-10%)を考慮して余裕を持った発注を行います。また、不規則な形状や傾斜がある場合は、より詳細な測量と計算が必要になります。

立米計算の応用

建築や土木での立米計算の活用

建築や土木プロジェクトでは、立米計算が不可欠です。この計算により、必要な材料の量を正確に把握し、コストの見積もりや資材の発注が行われます。例えば、基礎を作る際にどれだけのコンクリートが必要かを計算することで、ムダなく効率的に作業を進めることができます。

生コンクリートの立米計算

生コンクリートの立米計算は、コンクリートが硬化する前の状態での体積を指します。この計算は、コンクリートミキサー車から直接流し込む際に特に重要です。正確な計算により、過不足なく適切な量の生コンクリートを現場に届けることができます。

立方メートルとリューベの関係

立方メートル(m3)は、リューベと同義であり、どちらも体積を表す単位です。建設業界では「立米」という略称が一般的に使用されています。

立米計算は建築・土木分野以外でも幅広く活用されています:

正確な立米計算により、適切な材料調達とコスト管理が可能になります。特に大規模工事では、1%の計算誤差でも大きな経済的影響を与える可能性があります。

立米計算のポイント

免責事項:本計算ツールは一般的な立米計算の参考として提供されています。実際の工事や業務では、現場の条件や材料の特性を十分に考慮し、専門家の判断のもとで計算を行ってください。計算結果による損害について当サイトは責任を負いかねます。